黒ラブメグの部屋へようこそ

      メグのこと   黒ラブメグの部屋

      人間も犬もやはり動物ですね。常に元気で良いときばかりではありません。。。
      困難にわざわざ挑むことはありませんが、なが~い人生?犬生の間には、普通にしていても知らず知らずのうちにやっかいなことにぶち当たることもあります。
      9年ほど前よりメグを飼い、娘同様、、、いえ、ともすれば娘以上ともなったかもしれないメグですけれど、、、
      フローリングのせいで膝の関節をを痛めたこと。
      ドッグランでぶつかって足を痛めたこと。
      山の中の河原で闘犬のブルテリアに噛まれたこと。
      大切な歯を欠いてしまって治療に苦労したこと。
      腎臓の機能の低下、尿検査で結石が見つかったりもして、思い出せばいろいろと苦労はありましたが、
      7歳の時から「網膜変性」という眼の病に侵され視力が不自由になりました。

      眼の色がグリーンでビー玉みたいにきれい・・・・なんて言っていたのがそもそも「網膜変性」の始まりだったのです。急速に進行して、それまでだ~い好きだったドッグランで走ったり飛んだり遊んだりができなくなりました。

      生活の変化

      毎日の生活が変わりました。
      外出はおろか家の中での生活もままならないようで、よく柱や壁にぶつかっていました。
      お散歩では道路を歩くのが一苦労で、ちょっと音がしても道路であってもすわりこんでしまって
      そうなると動かすのにも一汗かきました。音に敏感になりよく吠えるようになりました。
      家の中でも段差があるとしゃがみこんでしまい、なかなか思うようにはうごけませんでした。
      お預けすることができなくなったので、おのずとシャンプーにもだせなくなりました。
      環境が変わるとパニックになりストレスからフケだらけになり、しゃがみこんでしまうのです。
      車に飛び乗る事もできなくなったので、動物病院へ行くのも一苦労です。
      最初はお散歩もなかなかでしたが、パパやママの左脚側についていると安全なのだと思わせるように気をくばりました。

      飼い主として今だから言えること

      時間がたって眼の不自由な生活になれてきたのでしょうか、メグは臆病だったのが鼻先を白い杖のかわりにして「コツン、コツン」と軽く左右にぶつけながら普通に歩くようになりました。
      家の中だけから発してお散歩でもまた以前の様にうれしがってあるくようになりました。

      人が思うには、不自由でかわいそう、、、なのですが、メグにとってはかわいそうではなくて、
      この生活が普通のことなのです。
      パニックになっているときは、無理に頑張らなくても、飼い主が落ち着くことが大切で、ゆったりとなでながらなだめてあげること。
      そして、メグの様子を見ながらできることからでいいので1歩1歩前進です。
      犬はリードを持つ人を見ると言われるように、リードを持つ飼い主が動揺すると、その心の動揺が犬に伝わってしまうのです。

      他の犬と比べることをしないで、メグにとっての普通の生活を、家族とのんきに楽しく、ストレスなく過ごせるように努めることが一番大切だと思います。
      家の中での遊びを考えたり、朝夕の食事のほかにメグのためにおやつを作ったりしています。
      飛んだり走ったりしなくなったせいでしょうか、膝の関節がよくなってお散歩も楽しく歩くようになりました。
      また、お散歩のあとには必ず家の裏側に行ってご近所の皆様に甘えてくるのが日課になりました。
      寒い日には日向ぼっこをしながら、夏には夕涼みをしながら隣人の皆様にもかわいがっていただき、いつもメグのためにお芋や果物、野菜などを用意していてくださいます。
      時には井戸端会議の真ん中にお座りさせてかわいがっていただいてうれしそうにしています。
      お陰様でメグが毎日の生活を心地よく過ごせることにホットするとともに感謝しています。